クリエイティブマネジメントのコンサルティング・スタンスについてお話しておきたいと思います。こちらをお読みいただかずに依頼をしていただいても、いい成果は出せないと思います。お互いが納得して仕事を進める上でも、必ずお読みください。
「1枚の地図で経営が変わる」
これがクリエイティブマネジメントのコンサルティングです。なぜ、私が「1枚の地図で経営が変わる」というコンサルティングを行っているのか、その話をお伝えしたいと思います。
これから3つのエピソードをお話しします。その中で、コンサルティングにあたっての3つのスタンス、「職人のチカラ」、「1枚の地図」、「スキル・トランスファー(移築)」についてご説明します。
スタンスの一つ目は、「職人のチカラ」です。
ここでいう職人とは、「自分の手で人を幸せにする最前線の専門家」です。
私は大学院時代に地場産業の研究を通してモノづくりの現場における「職人のチカラ」を目の当たりにしました。地場産業の100年を超える歴史をひも解く中で、ひとりの職人がきっかけで化学反応が起き「職人のチカラ」がひとつに結晶化された瞬間、地場産業にイノベーションがもたらされてきたメカニズムに興奮したものです。このとき私は、
「職人のチカラ」を引き出すメカニズムや場の存在の大切さを痛感します。
私が戦略コンサルタントとしてはじめて手がけたのはエステティック・チェーンの再建でした。
これが私にとって幸運でした。男である私は現場のエステティックのサービスを行うことができないため、現場の最前線で活躍するエステシャンのひとり一人のチカラを信じ、彼女たちの潜在力を最大限に引き出すことだけに注力しました。
エステティシャン=職人です。ひとり一人その手でお客様を幸せにする最前線の専門家です。私がやったことは、経営幹部と会議を重ね構築した戦略を新人のエステシャンでも分かる1枚の絵(当時は地図の手法まで体系化できていなかったため)にしました。
私は会議の場を通して、エステシャンのひとり一人がその1枚の絵を使い、同じ言葉で戦略が語れるようになるためのサポートを行いました。心と思考のベクトルがひとつになるまで根気よくやりました。その一方、その戦略の絵が絵に描いた餅にならないよう、戦略を実行できるスキルのトレーニングも行いました。このときに「戦略」、「研修」、「会議」をテコに「職人のチカラ」を引き出すコンサルティングの原風景ができたのだと思います。
クリエイティブマネジメントで導入するプログラムはすべて「職人=その手で人を幸せにする最前線の専門家」のチカラを最大限に引き出すことにフォーカスします。そのための戦略の「1枚の地図」であり、「研修」であり、「全脳の会議」です。
次のスタンスは、「1枚の地図」です。
きっかけは、ひとつの衝撃的な事実との出会いでした。
「ボーイング社ではエンジニアの研修期間を2年間が4ヶ月に短縮した」
この事実を知ったとき、「日本企業でもこれを実現したい!」と強く思ったのを今も覚えています。ボーイング社では分厚いファイルに閉じられたエンジニアのマニュアルを1枚の紙に結晶化することにより、仕事の全体がひと目で分かり、一つ一つの仕事の部分の関連が「見える化」できるようになり、結果、エンジニアの業務の習得を「最速化」しました。
当時、私はマニュアルを専門にするコンサルティング会社に勤務していました。日々、クライアント先にマニュアルの生産性の向上を提案し、導入することをやっていました。その過程を通してマニュアルづくりのノウハウを蓄積してきました。ところが、ボーイング社の2年間を4ヶ月間に短縮した事実は私の常識をはるかに越えていました。「いったいどうやったらこのような劇的な成果をもたらすような1枚に結晶化されたマニュアルをつくることができるのか」という問いについて思いを巡らせるようになります。
以来、私は「1枚で分かるマニュアルで業務の習得を最速化する」というテーマに導かれて今日まで至っているような気がしてなりません。私は、その後、縁あってマインドマップを本格的に学ぶことになりました。そして、マニュアルの構築のノウハウに加え、戦略コンサルタントとして培ったロジカルシンキングや図解思考といったコンサルタントの思考技術を融合し、マインドマップをビジネスの世界に導入するためのさまざまなメソッドを開発し、企業導入を通してメソッドを日々進化させていきます。
その結果、複雑なことでも、100ページにも及ぶドキュメントでも誰にでもカンタンに分かる「1枚」に結晶化できるようなりました。いつしか私は、この結晶化された1枚のことを「1枚の地図」と呼ぶようになります。そして、それは独自のメソッドに体系化されました。
そんな会社づくりのお手伝いをさせていただいております。
3つ目のスタンスは、「スキル・トランスファー(移築)」です。
このスタンスをもつようになったのは、私がコンサルタントとして、そして研修プログラムの開発者として、ファシリテーターとして次のような疑問を抱いてきたからです。
この疑問に対する答えが、「スキル・トランスファー」です。
コンサルタント=戦略をつくる人、現場=戦略を実行する人
研修会社=研修をつくる人、現場=研修を受ける人
ファシリテーター=会議の場をつくる人、現場=会議に参加する人
という構図でなく、
現場=つくる人になる。これが「スキル・トランスファー」の考え方です。
「スキル・トランスファー」とはなにかと言いますと、弊社のコンサルティング・メソッド、「1枚の地図」、「思考の道具」、「全脳の会議」を御社が自社のメソッドとして活用いただけるようになります。
「そうなったらコンサルタントに依頼しなくなるのでは」というご指摘を受けることがありますが、私はそれでいいと思っています。私の存在がなくても、自社で「1枚の地図」がつくれて、質の高い研修が構築できて、全脳の会議を自然とできているのが私の理想とするところです。
私にとっての最大の成果は、クライアント企業様において「目に見える結果」が出ることはもちろんのこと、それ以上に、私が居なくてもクライアント企業様の経営幹部の方、ご担当者の方が「目に見える結果」を自身の手で出せるスキルを身につけていただくことなのです。
たとえで、魚を釣ってあげることは一時の幸せ、魚の釣り方を教えてあげることは一生涯の財産という話があります。私は、クライアント企業様には魚の釣り方をマスターし一生涯の財産を手に入れてほしいと真剣に思っております。
つまり、現場のことを一番よく知っている人が質の高い「戦略」や「研修」、「会議」をつくれるようになるために、コンサルティングで使っている私のスキルを経営幹部の方、ご担当者様、キーマンにトランスファー(移築)していきます。
以上、コンサルティング・スタンスについてお話ししてきました。
もう一度整理すると、「職人のチカラ」を引き出すために、「1枚の地図」をテコに、「スキル・トランスファー」型のコンサルティングで、今の結果と未来の結果をつくるスキルを同時に得ていただく。これがクリエイティブマネジメントのスタンスです。
ですから、次のような方は私と相性があわないと思います。
ぜひ、ご一緒に社員さんひとり一人のチカラを引き出し、「1枚の地図」を共通言語にして、未来につながる「結果」と「スキル」を手に入れませんか。